秋田県秋田市を拠点に活動する吹奏楽団「秋田吹奏楽団」のホームページです。

10. 打楽器アンサンブル

▼打楽器アンサンブルについて

打楽器アンサンブル、と一口にいってもとても楽器数が多いので(たたいて音が出れば楽器なので…)、打楽器を形態的に分類すると、木琴やヴィブラフォン、ティンパニなどの一定の音高を出せる楽器と大太鼓、小太鼓、トライアングル等の音高の一定でない楽器に分けることができます。

(1) 旋律(鍵盤)楽器だけのアンサンブル
・シロフォンとマリンバによるもの (ラグタイム)
・マリンバ、バスマリンバ、コントラバスマリンバなどの重奏(赤い虹の歌)
(2) 非旋律的な楽器だけのアンサンブル
・マーチング用の打楽器を主体にしたもの(モジュレイション)
・単純な打楽器によるアンサンブル(木片の音楽、リヴィング・ミュージック)
・多彩な打楽器を用いたもの(トッカータ、サーカス)
いずれも、グロッケンシュピールなど、若干のメロディ楽器を使用していますが、その使用法においては、全くメロディ楽器としての扱いをしていません。むしろ、非メロディの楽器のリズムの組み合わせにより、メロディ感をもたせ、多彩に音楽表現を行おうとするパーカッションアンサンブルの究極といえます。

▼打楽器演奏テクニック
ティンパニ(Timpani)
通常は30インチ、28インチ、25インチ、23インチの4種類のサイズのティンパニが使われるが、スクールバンドでは28インチと25インチの2台を有するバンドが多い。現在のティンパニは、チューニングペダルを備えておりピッチの変更をスピーディーに行なえるようになりましたが、奏者がピッチ変更するための休みが必要です。ピッチの指示はパートの冒頭かピッチを変更する個所の五線の下に書かれます。

ベル/グロッケンシュピール(Bells/Glockenspiel)
(移調:実音は記譜音より2オクターブ高い。楽曲と同じ調号で書かれる)グロッケンシュピールは、水平において演奏する楽器で、マレットを両手に持っているので2つの音を同時に鳴らしたりトレモロ演奏が可能です。

シロフォーン/ザイロフォーン(Xylophone)
(移調:実音は記譜音より1オクターブ高い。楽曲と同じ調号で記譜される)
この楽器は、単旋律のラインに使われるが、グロッケンシュピールのように2つの音による和音やトレモロも可能。また高度で技巧的なパッセージを演奏することもできます。

ヴィブラフォーン(Vibraphone)
(移調:実音は記譜音と同じ。楽曲と同じ調号で記譜される)
ヴィブラフォーンは、コンサートバンドの打楽器セクションの中で次第に地位を確立しつつあります

。この楽器は電気で作動し、音の保続能力はダンパーペダルによって調整され単旋律も4音以上の和音も演奏できます。

トライアングル(Triangle)
トライアングルには色々なサイズのものがあり、金属製の棒で演奏します。音色はサイズによって、繊細な音から重厚な音まで多様です。ふつう使われるトライアングルの音色は、良く通る音で、トレモロ(ロール)は、密度の高いきらきらするような音質であり木管楽器のトリルを彷彿させます。

タンブリン(Tambourin)
タンブリンは片手で持ち、もう一方の手で打って演奏する。振ってトレモロを演奏することもできるし、水平に置いてスティックで叩いて演奏することもあります。伝統的にタンブリンはイタリアのタラ
ンテラを連想させます。

シンバル(Cymbals)
シンバルの演奏法には、2枚のシンバルを叩き合わせる方法と1枚のシンバルを吊してスティックで叩く方法の2種類がある。それぞれを「Clash Cymbal」(クラッシュシンバル)「Suspended Cymbal-with sticks」(サスペンディッド シンバルースティックを使って)と表記して区別する必要がある。他に「with soft sticks」(やわらかいスティックで)とか「with hard sticks」(硬いスティックで)といった記号があります。サスペンディッドシンバルのロールは緊張感を出すのに不可欠です。通常は単発的に叩かれるが、マーチのようにリズミカルなパートを演奏することもできる。サスペンディッドシンバルは、複雑なリズムも演奏可能である。合わせシンバルのベルトは、親指と人さし指とでしっかりと固定します。ベルトは手に巻かないのが機能的な奏法です。

トムトム(Tom-Tom)
トムトムはインディアンの太鼓のように明るい感じを連想させると同時に、中世的な雰囲気ももち合わせている。トムトムには定まったピッチはありませんが、高、中、低の3種類を用いて書かれることがしばしばあります。

スネア(S.D)
pやppでのロールや細かいリズムを演奏することは、とても難しいのでヘッドのすみを使い、位置は響線の上部で演奏します。リムショットはヘッドとリムを同時に打ちますが、失敗することが多く、時間的に許されるなら、左手でリムショットの状態をつくっておき、右手でスティックの中央を打ちます。

ドラ(Tam-Tam,Gong
ドラはその構造上リズムのポイントにタイミングよく打つことや、自分の思った音量を出すことが難しい楽器です。楽器の中心より少しずれたところ(金色の部分)を打つことのより、音の立ち上がりを早くすることができます。また続けて打たなければならないときは、1度目よりは2度目、2度目より3度目となるにしたがって、音量が大きくなるので、この点に注意が必要です。(サスペンダーシンバルもおなじです。)

▼配置などについて
(1)セッティングについて
打楽器アンサンブルは、常々メンバーの目やからだの動きに注意するため、配置が深い扇形になりがちです。しかしステージ上で客席に背を向ける分けにはいかず、だれしもが苦労します。時には全くいきを合わせない様な横一列の型もとることもある分けです。視覚的な効果が重視される、他のアンサンブルにはみられない特徴です。
(2)マレットスタンドについて
とくに多くの楽器を演奏する場合など、マレットスタンドは絶対必要です。小太鼓の上にスティックをおくことなどは、もってのほかです。楽音以外の雑音を出さないよう、細心の注意を心がけなければなりません。
(3)服装について
服装は動きやすいものがよく、ボタンなど楽器に触れて音の出るものは、布でくるむなどの工夫が必要です。靴はスニーカーのように軽く、音のしないものがよいでしょう。

▼レパートリー
~三重奏~
○バガード
・フリンギング・イッツ・スリーフォルド

~四重奏~
○ハスケル・W.ハール
・バリー・フォージ

~五重奏~
○リバート・ブロウン
・モジュレーション

○スティーブ・ライヒ
・クラベス5重奏「木片の音楽」

○スタンレイ・レオナード
・サーカス

○ディック・ショリー
・バヤ

~六重奏~
○伊藤康英
・バリ島からの幻想 86

○ポンテ
・セレブレーションとコラール

○山本裕介
・ノック・アンド・クリック

○ウィリアムス・シェインスティン
・メタリック・ミスティーク

○カルロス・チャベス
・トッカータ

○トーマス・デビス
・ワルツ・フォア・スウィンガー

○小倉 朗
・ケチャ~6人の奏者のために

~七重奏~
○小長谷宗一
・ソロティンパニとパーカッションのための組曲

○山本裕介
・オン・ザ・カントリー・ロード

○ビッグ・ファース
・アンコール・イン・ジャズ

○トーマス・デビス
・フラット・バロック

~八重奏~
○モーリス・アラン・ブランド
・ティファナ・サンバ

~十重奏~
○真島俊夫
・カンヴァセーション Ⅰ

お薦めレパートリー

ゲインズボロー
GAINSBOROUGH
ゴーガー
T.Gauger
SOUTHERN
セレブレーションとコラール
SELEBRATION AND CHORALE
ポンテ
N. de. Ponte
MUSIC FOR
PERCUSSION
ソロ・ティンパニとパーカッションアンサンブルのための組曲
SUITE for Solo Timpani and Percussion Ensemble
小長谷宗一
S. Konagaya
オプティカル・ウェーヴ
OPTICAL WAVE
松下 功
I. Matsushita
カンヴァセーションⅠ
KJOSCONVERSATION Ⅰ
真島俊夫
T. Mashima
NEIL A.
ノック・アンド・クリック
KNOCK AND CLICK
山本祐介
Y.Yamamoto
「大地の鼓動 」“自由への戦い 猪俣 猛
T. Inomata
PAGETOP
Copyright © 秋田吹奏楽団 -Akita Symphonic Band- All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.